こんにちは。
ママのためのピラティス教室Lien(リアン)の
CHIHIROです。
最近レッスンをしていると、
足の指や足首が上手に動かせない方が
結構たくさんいらっしゃいます。
普段はあまり意識しない足首や足指ですが、
ここが上手に動かせないと、
様々なカラダのトラブルになりやすいって
知っていますか?
足裏のアーチの重要性をご紹介
足でとっても重要な
「足裏のアーチ」ちゃんとありますか?
足裏のアーチが落ちてしまっているのを
一般的に「偏平足」といいますが、
どうして偏平足だとカラダにトラブルが
起きやすいのか?
どうして足指、足首がちゃんと動かないと
ダメなのかを説明していきますね♪
足のトラブルの引き金になりやすい
足のアーチについて知っていきましょう!
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足裏のアーチと姿勢の関係

健康な足裏には3つのアーチ!
私たちが立つときには
・足の親指の付け根部分(母趾球)
・小指の付け根部分(小趾球)
・かかと
この3点で立ち、安定感を保つために
5本の指で地面と接地しています。

こんな感じですね。
けど結構、小指側の外重心の人
多いんですよね~。
そして!
足は片側だけで28個の骨があって、
これらの骨が筋肉・腱・靭帯でつながれ、
組み合わさることで 、
絶妙な3つのアーチを構成しているんです。

こんな風に3つのアーチが私たちの
足には必要なんです。
片足で28個っていうことは、
両足だと56個!!
私たち人間の骨は全部で
約208個骨があると言われているので、
足だけでなんとカラダの骨の
1/4を占めているんです!!
それだけ重要なところだということが
なんとなく見えてきましたね。
からだの表面積1%ほどの足裏で
全体重を支えているのですから、
これらの骨が靭帯や関節包で
何層にも分かれてガッチリ
とつながれているのです。
そして私たちはこの足の3つアーチのおかげで
歩く・走る・立つといった、
人間の足が持つ基本的で複雑な動作ができるので、
このバランスが乱れると、
人間のカラダの土台となっている
足全体のトラブルを引き起こしたり、
姿勢に影響を及ぼしてしまうことがあります。
足裏のアーチってどんな役割があるの

1.歩いたり走ったりするためのバネ
歩くときや走るとき、
足はかかとから足の外側を移動して小指へ、
そして、小指から親指へ移動して、
親指の足の付け根で地面を蹴るという
とても複雑な動きをしています。
親指の足の付け根で、
反動を利用して蹴り出しますが、
この3つのアーチが
バネのような役割を果たします。
そのおかげでスムーズな
重心移動が行うことができて、
カラダを前に運ぶための前進力になります。
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2.衝撃を和らげるクッション
私たちの足は狭い面積で、
カラダの一番下で全身を支えています。
カラダの全体重、そして動いたときの
全衝撃が足の裏にかかります。
ゆっくり歩いた時は体重の約1.2倍、
走った時は約3倍、
ジャンプするときはなんと!!
約6倍の重さが足裏にかかるんです!!
体重の約6倍ということは
約50キロの女性なら300キロの衝撃が
足裏にかかることになります!!
なのでこの役割がうまく機能しないと、
衝撃が直接カラダに伝わりやすいため、
足のトラブル以外にも、
膝の痛み、腰痛、肩こり、頭痛などが、
でやすくなります。
足のアーチにはこのような
様々な動きによる地面からの衝撃と、
体重による負担を
受け止め和らげてくれる役割があるんです。
⒊カラダ安定性・バランスをとる
足裏の3点のアーチがしっかり
安定していれば、
土台が安定していることになるので
姿勢も安定します。
横の動きや縦の動きに対しても
ブレることがなく、
少しの衝撃では倒れることはありません。
私たちの足はこうした
微妙なバランスをとることができるため、
デコボコの地面も、坂道でも転ばずに歩けるのです。
しかしこの安定性が崩れてしまうと…
姿勢に影響を与え、
O脚やX脚などの脚の症状も
引き起こしやすくなってしまいます。
足のアーチが崩れる原因

子供の頃に外でたくさん遊び、
はだしで足の指をしっかり使うことで
足のアーチはつくられると言われています。
そもそもアーチが充分に
作られていないこともあるかもしれませんが、
成長時だけの問題ではないようです。
大人になってからも、
日常生活の姿勢のクセ、
正しく歩けていない、
合わない靴をはいたり、
長い立ち仕事をしたりなど
足は常に負担を強いられます。
また、運動不足や歩き方の悪さから、
足の筋肉や足の指が使われないことも、
アーチの崩れに 影響しています。
そして、女性は男性に比べ、
腱や靭帯が柔らかく、
関節がゆるみやすい傾向にあるので、
捻挫を繰り返してしまうと、
足の骨を支える靭帯が弛緩してしまうのです。
足のアーチが崩れるとどうなる?

まずは足のチェックからしてみましょう♪
・足の指が反らないように、足の指を広げると指が開きにくい。
・土踏まずのカーブがはっきりしない
・足の裏にタコやウオノメがある。
・足の指で床をつかもうとしても、力が入らない
・指が変形している
・足が疲れやすく、むくみやすい
・靴の底の外側だけ、もしくは内側だけ極端に減る
・足先が冷たく、カサカサしている
・巻き爪や爪が小さくなっている
足のアーチの崩れが
すすんでいるかもしれません。
アーチが崩れてしまうと
本来持ちあがっているべき部分が下がるため、
その部分が摩擦や刺激を受け、
角質が硬くなってしまいます。
心臓から送り出された血流を
上に押し戻しにくくなり、
むくみや冷えにもつながってしまいます。
次のような足のトラブルがでやくなりますよ。
足のアーチ別トラブル

内側縦アーチ(土踏まずの部分)
いわゆる偏平足のことです。
靭帯や腱などの足を構成する支えが
ゆるんでしまい、足裏がまっすぐになり、
歩行時の衝撃を吸収できないので、
疲れやすかったり、むくみやすくなってしまいます。
血液やリンパを心臓へ押し戻すポンプ機能が
低下してしまうため、
代謝が悪くなり、冷えやすく足首も太くなりがちです。
横アーチ
横アーチが崩れると前足部が広り、
開張足になりやすくなってしまいます。
指の下の部分の角質が硬くなったり、
タコやウオノメ、
外反母趾やハンマートゥ
(足指がくの字に曲がってしまった状態) などの
トラブルにつながりやすいです。
外反母趾の影響で巻き爪などになる場合もあります。
外側の縦アーチ
外アーチが崩れると、
足の外側に重心がかかってしまうため、
O脚や太ももの張り出し、
ヒップが下がりやすいのが特徴です。
股関節や骨盤にも負担がかかり、
膝痛、股関節痛、腰痛につながりやすいです。
セットで成り立っているので
どれか一つが崩れてしまうと
他のアーチにも悪影響が出てきてしまいます。
トレーニングする方法はたくさんありますが、
その中でもま「マスターストレッチ」は
足の感覚に早く気付くことができる、
まとめ

私たちのカラダを支えてくれている
小さな面積の足の裏。
一見、歩くためだけに必要と見えがちですが、
その機能は私たちの想像をはるかに超えています!
だからこそ、
ちゃんと機能できるよう、
足のケア・コンディショニングも大切ですよね。
なかなか改善しないカラダのトラブルは
もしかしたら足のアンバランスから
来ているかもしれませんよ!
ぜひ一度足にもフォーカスを当ててみてくださいね♪
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